5月は忙しく・・・新名所誕生?

もう一年前になります。

紀州忍者のお墓が見つかりました。

和歌山城から歩いて10分ほどですので、散策にはちょうど良い距離。
城下町ですから、和歌山城周辺には色々と名所旧跡があるのですが、地元の文化意識が薄いのか、観光協会のアピールが薄いのか・・・あまり知られていないものばかりです。

忍者のお墓・・・何となくインパクトがあるように感じます。
実際に、このお話をすると、子供達は先ず飛びつきます。
大人であっても、歴史関係には興味は薄いが、忍者と聞くと耳を向けてくれます。

本来の目的は、偉大な業績を残された地元の偉人を丁重にお祀りするためではあるのですが、そんな歴史の狭間に埋もれた偉人が再び脚光を浴びることで、また地元が活性化することも故人にとって、一つの供養になるのでは無いか・・・そんな気がしています。

通り過ぎてしまう県庁所在地、和歌山市・・・白浜のパンダにはかなわないかもしれませんが、偉大な功績を残された方が和歌山市にはまだまだ埋もれている、それを一つ一つ掘り下げていくことで、地元の文化的魅力が深まり次第と足が向いてくるんでは無いでしょうか。

その一助となれば。

5月5日に案内板の除幕式と名取三十郎正澄の墓石開眼法要を行います。

 

<その他行事予定>
5月19日 写経会と開運厄除け祈祷  午前9時半開場  法要は午前11時から

 

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花まつり坐禅会は大騒動?

4月14日 日曜日。
お昼からは少し風が出てきましたが、なかなかよい天候で暖かい春の日和となりました。
なのに大騒動?

今回の坐禅会が、曹洞宗近畿管区教化センターの取材対象になったのでした。

今回の取材は、同センターが発行する情報誌「Rin(凜)」の<サンガをたずねて>という各地の参禅会を体験取材する人気コーナーのものです。

情報誌「凜」 発行:曹洞宗近畿管区教化センター

これまで掲載されてきた御寺院は、有名な名刹、古刹ばかりで、活気あふれる参禅会ばかり。
はたして、当寺の参禅会がそこに名を連ねていいものか?
若干の葛藤を抱きながらも、坐禅に上下の隔たり無し!あるがままを見て頂こうと取材をお受けいたしました。

遠路はるばる取材にお越しになったお三方。
何のおもてなしもできず、本当に失礼しました。そして、ご苦労様でした。20130414_135756

 

まずは、当寺が特に力を入れている初心者講習から。
何事も基本から。
ただ、本当に基本を意識し始めるのは、熟達の扉を開ける時であろうと、坐禅だけでは無くどのような道でも同じように思います。
その時に、基本をどのように学んだかで、その後の充実度が変わるように思います。
すぐにはわからない基本の有り難さ、それをなるべく優しく丁寧に、そして繰り返し学んで頂くことを心がけて初心者講習を行っています。

20130414_143540

 

坐禅が始まります。
2回坐って頂きますが、1回目は初心者講習で学んだことを復習しながら、短時間の体験となります。

20130414_145904

 

今回ご夫婦で体験にお越しなったお二人。
奥様が今回の記事を書いて下さいます。
姿勢に慣れない方や、足、腰、股関節に不安のある方は、イスでの坐禅を体験して頂けます。
ご主人は全くの初めてということでしたが、お召し物は本格的です。
いえいえ、お坐りの姿も悪くありません。
奥様、記事のことをお考えだったのでしょうか?少し揺らぐ場面もありましたが、警策(きょうさく:肩をたたく棒)で姿勢を直されてからは持ち直しました。
お二人ともせっかくのいい坐相ですので、これからもお続けください。特にご主人様!!
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こちらは、今回初めてご参加の男性です。
20年前によく参禅されていたとのこと。
坐りはじめ、しばらくは不安定でありましたが、徐々に勘を取り戻されたのか非常に落ち着いたお姿でありました。
今回はお仕事でお忙しい中、無理をしてご参加いただいたとのこと。
坐りたくなったその時が、一番の機会かもしれません。
ご都合が合えば、またいつでもご参加下さい。
20130414_145936

いつもご参加頂くお二人。
徐々にではありますが、坐ることに慣れて来ている様子がうかがえます。
坐るということの行動を特別なものと思わず、坐る機会を得ることを特別と思う。
そこに感謝が生まれます。
本当にいつもご参加頂きありがとうございます。
20130414_145948

2回目ご参加の男性。
この方は、前回昨年の12月に参加されてから、毎日ご自宅で坐禅をされているとのこと。
これまでの4ヶ月間の中で、空気と一体化する体験を2回感じられたとお喜びでした。
それが境地か否か・・・わかるのは今後の修行次第でしょう。
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坐禅が終わってから、甘茶をみなさんに・・・・そして、和やかに茶話会を。
あ!!
取材の緊張感からか、大変大事なことを飛ばしてしまいました。

20130414_155348

 

お釈迦様そっちのけで、自分たちが甘茶を飲もうとしてしまいました。
(実際には、一口・・・)

これはいけません。
丁重に手を合わせ、非礼を詫び、今後の皆さんの諸縁吉祥をお願いしました。

20130414_155534

 

今回ご参加いただいた方には、取材が入りいつもとは少し違った雰囲気の中でお坐りいただきましたが、何事があろうとも動じること無く坐れなければいけません。
良い修行の機会を与えて頂いたと、報恩感謝の坐禅となさいますように・・・合掌。

 

<次回の坐禅会は、6月9日(日)午後2時半からを予定してます。>

 

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4月定例 花まつり坐禅会

4月14日、今度の日曜日、午後2時30分から坐禅会をします。
終了予定は、4時頃です。

1時間半、びっちり坐るということでは無く、初心者講習を行いながら和気藹々と坐って頂けますので、初めての方や慣れない方もお気軽に坐って頂けます。
着替えなさる方や初心者の方は、少し早めに来て頂いて結構です。

また、足腰に不調のある方も、イスで行えますので負担も少ないかと思います。

今年は、桜の花は早くに散りましたが、ツツジやハナミズキが盛りになる頃でしょうか。4月はお釈迦様のお誕生月でもありますので、花まつり坐禅会として、甘茶の振る舞いも予定してます。

参加費は初心者講習含め1000円です。(震災の義援金とさせていただきます)

坐禅とはどういうものかな?と興味をお持ちの方、我流でやってみたけどやり方がわからない方、独り坐るのもいいけどたまにはみんなで坐ってみようかなと思った方、和尚さんと話してみたい方、甘茶飲んでみたい方・・・どうぞお坐りください。

参加、問い合わせはメール、電話で氏名と連絡先、人数をお知らせ下さい。
当日の飛び入りも可能ですが、開始時間には遅れないようにして下さい。

<問い合わせ・連絡先>
恵運寺(えいうんじ) 073-424-7633  otera@jtw.zaq.ne.jp  まで。

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