平成27年6月19日(金) 和歌山市吹上の恵運寺にこれまで謎のベールに包まれていた紀州忍者がついに姿を現した!!
紀州忍者3人衆
この日、和歌山城天守閣へ今秋より「紀州藩軍学者 名取三十郎正澄」が展示されるのを受け、正忍記を読む会主催にて寄贈本の贈呈式が行われた。
その席上に姿を現したのが紀州忍者の頭領と幹部である。
頭領より贈呈本の説明。
そして、和歌山城整備企画課 学芸員の新谷氏に寄贈本が渡される。
正忍記を読む会の皆さんと記念写真。
そして新谷氏から今後の展示に対する展望と計画をお話しいただいた。
また、忍術、忍者に対する学問上での扱いの難しさなどもお話し下さった。
お若いが非常にしっかりされた学芸員さんで、和歌山城を皆さんに親しんでいただくために努力を惜しまない様子は和歌山城の行く末に光明を感じた。
しっかりと展示をお願いしますぞ。
贈呈式の後は、頭領より最新の名取家に関する研究報告があった。
中でも特筆すべきは、恵運寺が正忍記および名取三十郎正澄だけではなく、あの神君伊賀越(家康甲賀伊賀越)で功績のあった「簑笠之助」にゆかりのある紀州西郷家の菩提寺でもあったという報告である。
真の意味での「忍者寺」とは恵運寺を言うのではないかと思える内容である。
本日寄贈された本は以下の通り。
他、クミンズ氏と恵運寺より自著英訳本と現代語訳本の数々
今秋よりの和歌山城天守閣での名取三十郎正澄の新規常設展示をお楽しみに!!!
次回正忍記を読む会は、7月17日(金)午後2時より。
夜にビッグゲストを迎えして、暑気払いいたします。