暦の「白露」はまだ先ですが、ハスがそろそろ見頃になってきます。
本日、今年一番開花を見ました。梅雨空にハス一輪。
蕾も出揃っているので、これからどんどん開花していきます。
ご参拝の折には是非ご覧ください。
ここまでは大賀ハス。
今年は「紀州妙連※1」もすでに蕾が出ていて、早めの開花となりそうです。
一番の天敵は風。
早く養生しなければ・・・
※1「紀州妙連」について
妙連は、インド原産の突然変異種で、通常のハスが八重化し、1本の茎に、花びらの数2000~5000枚、花の数2~12もの花が咲く特殊なハスです。
通常のハスは開花を繰り返し4日で散るのに対し、この妙連は一旦開花すると閉じることはなく、外側の花弁を少しづつ散らしながら20日近く咲いています。
その珍しさから大阪万博(昭和45年)では、数百年前の枯れ花が出品されました。
古くは足利義満が「本朝無双の珍華」と誉め称えたとされています。
国内では、滋賀の近江妙連、金沢の加賀妙連、府中の武蔵野妙連などのごく限られた地域にしか見られません。
当寺に咲くこの妙連もいつか「紀州妙連」として皆様に知られ、楽しまれる花になるよう大切に育てていきたいです。