甘い物が無性に恋しくなるときがあります。
この季節の甘い物と言えばおはぎ。今年の秋のお彼岸会では、おはぎとぼた餅のお話をしました。
皆さん話を聞きながら、ウンウンと頷く。よくご存知です。
中にはあぁそういう事だったのかと初めて知った様な顔をされる方。ご存知だけど話し手への気遣いだったのかもしれません。
お彼岸の過ごし方、六波羅蜜の修行。
①布施・ふせ
(衣食住という財物を与える財施と、法を教え安心を与える法施と、他人の恐怖を除く無畏施とがある)与える喜びを知ります。
②持戒・じかい
(身口意の三業に関わる戒律を護持すること)してはいけないと思うことはしません。
③忍辱・にんにく
(他からの迫害や苦難に耐え、恨みを抱かないこと)感情に流されず、辛抱強くものごとにあたります。
④精進・しょうじん
(六波羅蜜を修めることを努力すること)するべきことに少しずつでも励みます。
⑤禅定・ぜんじょう
(坐禅を修行し、心を集中させること)心穏やかにすごします。
⑥智慧・ちえ
(智慧を得ること)ものごとの道理を、正しく、深く理解します。
曹洞宗のホームページからの転載。
もうちょっと分かりやすく書けないかなぁと思案します。説明的で、どうも堅苦しい感じがします。
おはぎを供えます。/布施
おはぎを盗み食いしません。/持戒
おはぎはお供えしてから食べます。/忍辱
おはぎを食べ残ししません。/精進
おはぎを静かに食べます。/禅定
おはぎを美味しく作ります。/智慧
ちょっと違う気もするけど、おはぎ一つでも心がけ次第で六波羅蜜は修行できることは間違いないと思います。
秋のお彼岸もあと少し。何か一つでも修行しましょう。
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