達磨大師は、「面壁九年」(壁に向かって9年間坐禅した)逸話から、手足が腐ってしまったとされ縁起物のダルマさんとなったとされます。
中国へ「禅」を伝え、やがて中国禅宗五家へと別れ、それが日本へも渡り曹洞宗や臨済宗という日本で一般的に禅宗と呼ばれる宗派として形成される事になりました。
日本へも影響を与えた禅宗の祖とされる達磨大師は、禅寺には必須の仏像です。
達磨大師は、南インドの出身とされる実在の人物ですが、より古来の書物にはペルシャ人とする記載があります。
目がギョロッとして、髭をたくわえ、彫りの深いお顔立ちはそのようなご出身である事に由来します。 |